マッチ、ミスマッチ(その2)

ラポール

ニューロロジカル・レベルでマッチさせると有効なものです。

<行動レベル>

行動レベルでのマッチングは、相手の人の動きにマッチさせることで生じます。

まるでダンスを踊るかのように、相手にマッチさせます。

パーティでの周りの人の様子を見てください。

会話をしている人の動作が相手と合っていることに気づくでしょう。

また、親友同士だと、とても似通った格好をしていることがよくあります。

恋人たちは、同じタイミングで目と目を見つめ合っています。

このように、行動レベルでラポールを構築することが出来ます。

行動レベルでのマッチングには3つの要素があります。ボディ・ランゲージ、声の調子、言語です。

●ボディ・ランゲージ

ボディ・ランゲージでのマッチングは以下の要素をマッチさせることにより構築できます。

呼吸のパターン、身振り、姿勢、アイ・コンタクト

●声の調子

声の調子でのマッチングは以下の要素をマッチさせることにより構築できます。

話のスピード、話の音量、リズム

電話でのやりとりなど、相手の姿が見えない場合、声の調子でとるマッチングは重要になります。

言葉で相手と語り合うよりも、非言語でのマッチングははるかに影響力があります。

例えば、とても嫌な様子で「あなたのこと好きよ」と言われたら、言葉の内容よりもその雰囲気を信じるでしょう。

もし、あなたがボディ・ランゲージでラポールを構築しているなら、口では反対意見を述べながら、ラポールは維持することが出来ます。

しかし、相手の動作に合わせすぎないでください。

単にミスマッチしない程度でよいです。

相手と似通った姿勢を取るだけでラポールは構築できます。

また、アイ・コンタクトも相手と同じくらいにしてください。

多すぎるのは良いことであるとは限りません。

●言語

言語であなたがマッチさせることが出来るのは以下の通りです。

価値観を表す言葉、キーワード、相手の考えを表す言葉。

これらは叙述語と呼ばれます。叙述語をマッチさせることにより、あなたは相手とのラポールを構築できます。

行動をマッチングさせるには、相手に敬意を払う必要があります。相手の内面を理解したいという思いが大切です。

ボディ・ランゲージを真似るだけではいけません。

ボディ・ランゲージを相手に合わせすぎることも注意しなくてはいけない点です。

多くの場合、相手と精密に合わせなくてもラポールは構築できます。

相手の人の行動にマッチさせるときには、あなたも心地よさを感じてください。

また、相手の行動の側面を、あなたの違うパートでマッチさせることも出来ます。

これは”交差マッチング”と言われています。

例えば、相手の呼吸のリズムを、あなたの指先の小さな動きでマッチさせることなどが出来ます。

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