私たち全ての人は、物事を同じようには見ていません。
みんな違う観点から物事を眺めています。
私たちは、複数の観点を組み合わせることにより、その物体の正確な形状を知ることが出来ます。
ひとつの観点だけでは、ひとつの見方しかないため、その角度からの真実が得られるだけです。
対象の全体像は不完全です。
どんな状況においても、正しい観点というのはありません。
全てはその観点からは真実ですが、部分に過ぎません。
全体像ははっきりしないでしょう。
NLPでは3つの観点を提供します。
そのひとつは第一の位置と呼ばれます。
これは、あなた自身の視点です。
個人の卓越性が発揮出来るのは、しっかりとした第一の位置にかかっています。
もうひとつは第二の位置と呼ばれています。
これは相手の視点です。
相手のように考えることや、相手の世界モデルを理解することです。
第二の位置はラポールや共感の基盤です。
第二の位置には2種類あり、ひとつ目は他の人の感情を理解することです。
もうひとつは、相手が考えていることや相手のアウトカムを理解することです。
最後のひとつは第三の位置と呼ばれています。
これは自分や相手の視点ではなく、第三者の視点から物事を眺めることです。
第三の位置では、あなたはふたりの視点の関係性を観ることが出来ます。
第三の位置はエコロジー・チェックのときに重要です。
この第一の位置から第三の位置まで、全てが役に立ちます。
ひとによって得意不得意があるでしょう。
熟練することにより、3つ全ての位置を持てるようになります。
NLPにおける知覚位置は基本になります。
自分自身の位置を読み取り、相手の位置を理解し、1歩外側に出て関係性をチェックします。
ふたり以上の関係性がある問題の場合、その解決策は両者の観点を取り入れる必要があります。
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