ニューロロジカル・レベルのどのレベルで話をしているかは、その人の言葉をよく聞いてみると分かります。
例えば、「私はその場所で、それを行うことが出来ません」の場合。
”私”を強調しているときは、アイデンティティレベルの発言です。
”出来ません”を強調しているときは、信念レベルに関する発言です。
”行う”を強調しているときは、能力レベルに関する発言です。
”それを”を強調しているときは、行動レベルに関する発言です。
”その場所で”を強調しているときは、環境レベルに関する発言です。
次に、どのレベルの発言かがよく分かる例を上げます。
アイデンティティ「私はよい教師です」
信念「生徒をよくすることは大切なことです」
能力「私には教える力があります」
行動「毎日、6時間授業を行っています」
環境「私は毎日学校に通っています」
また、ニューロロジカル・レベルは問題を探求するときにも使えます。あなたが行き詰まっているのがどのレベルか分かれば、必要なリソースが何であるかが分かります。
環境:あなたは環境に関する情報がもっと必要ですか?
行動:あなたは何をすべきか十分に分かっていますか?
能力:あなたは自分の能力を疑っていますか?
信念と価値観:あなたはそれが重要だと思っていませんか?
アイデンティティ:あなたはそれをやるのが、自分には相応しくないと思っていませんか?
ニューロロジカル・レベルを混乱させることがあります。
よくあるのがアイデンティティと行動の混乱です。
何か間違った行動を起こしたときに、アイデンティティレベルで「あなたは悪い人ですね」と言われます。
行動レベルで間違ったのですから、行動レベルの注意をすればいいのですが、そうしていません。
この場合、より深いダメージを受けてしまいます。
ニューロロジカル・レベルに沿った発言をすることによってこれを防ぐことができます。
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