アウトカムにはふたつの視点があります。
そのひとつは”アウトカム思考”です。
これは、その状況においてあなたが何を望んでいるかを決めることです。
もうひとつは”アウトカム志向”です。
これは、アウトカムについて考え続け、人生における方向性と目的を持つことです。あなたはアウトカム志向によって旅の行く先を方向付けることができます。
アウトカム思考の逆は”問題思考”です。問題思考は何が間違っているかを考えます。問題思考の質問は下記の通りです。
「間違っていることは何だろうか?」
「この間違いの継続時間はどの程度だろうか?」
「この間違いが始まったのはいつだろうか?」
「誰のせいでこの間違いは生まれたのだろうか?」
「なぜ、まだ解決していないのだろうか?」
問題思考は、視点を過去か現在に向けます。そして、あなたの気分を悪い状態にします。問題を考えるという行為自体が私たちを悪い状態にし、リソースのない状態にします。
問題思考は問題の解決を一層難しくします。
問題思考を抜け出す質問は下記の通りです。
「その問題に対する他の人の一因は何だろうか?」
「その問題に対する私の一因は何だったのだろうか?」
「どのようにいくつかの原因が重なって問題になったのだろうか?」
これらの質問をすることにより私たちはより自由な気持ちになることができます。
「私たちは、その問題の代わりになにが欲しいのか?」
「私たちは、それに関して何をしようとしているのか?」
と質問してもよいでしょう。
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