等価の複合観念は、ある特定の行動や何かが、もうひとつの何かとイコールで繋がっていることを意味します。
それは、前後の整合性を歪曲しています。
例えば、
「彼は私の目を見て話をしません、(ですから)彼は私に関心が無いのです」
「彼らは試合に遅れてきました、(ですから)彼らは勝つ気がないのです」
「会議の席で意見が全然出ませんでした、(ですから)彼らはやる気がないのです」
等価の複合観念を崩す質問は、前後のふたつのことがどのように結び付くかを調べることにより行ってください。
例えば、
「彼は私の目を見て話をしません、(ですから)彼は私に関心が無いのです」「目を見て話をしないことが彼は関心がないということを意味すると本当に思いますか?聞くことに集中していたのかもしれませんよ」
「彼らは試合に遅れてきました、(ですから)彼らは勝つ気がないのです」「遅れてくることが勝つ気がないということを常に意味していると思いますか?何らかのトラブルがあったのかもしれませんよ」
また、等価の複合観念の文章をひっくり返して、それが話し手にとって真実なのかどうかを聞くこともできます。
「会議の席で意見が全然出ませんでした、(ですから)彼らはやる気がないのです」「それはいつも真実なのですか、あなたも会議の席で意見がでなかったこともあったでしょう。だからといってあなたのやる気がなかったとはいえないのではないでしょうか?」
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