体験のフィルターとは、人が体験した出来事を解釈するための心理的フィルターのことを指します。
つまり、同じ出来事でも、人によって解釈や感じ方が異なるということです。
ひとがふたりいると、その人たちは違う考えを持つことがあります。
意見を交わし合っていて、お互いの解釈が違っていたと言うこともあります。
同じ体験をしても、それぞれ受け取ることが違っているというのはどういう意味なのでしょうか?
あなたの解釈に相手が同意することもあります。
そのとき、相手は何に同意しているのでしょうか?
それらの回答は、私たちが体験をどのように組織化し、意味付けするかということによります。
私たちの注意は、私たちが経験する感覚体験の中から選ばれます。
それは、そのときの体の調子や信念、価値観、関心事、周りの環境を基にしています。
このようにして選ばれた中から、その選んだことを解釈します。
この解釈は、あなたの思考や行動を従わせます。
あなたは、自分の解釈に対して反応するのです。
相手の意図したことに対して反応するのではありません。
私たちの解釈は、私たちの個人的なことに由来します。
私たちが、考えられることは膨大な量になり、この中から私たちは選び、解釈をし、感情を表し、信念を強化し、想定します。
このようにして、これらの結果として行動します。
これらのプロセスの特徴は3つあります。
- これらのプロセスの最初と最後だけが、他の人たちにも分かります。
- このプロセスの中で、たくさんの情報が失われます。そして考えられる可能な体験はたくさんありますが、結果となる行動はひとつだけです。
- 私たちの行動は信念を強化することがあります。
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