経験の地図をつくる(その1)

思考モデル

私たちは、自分の知覚の対象を部類へとカテゴリー化することにより、世界を体験します。

これらの部類は、頭の中で構築されたものであるため、実際の対象とは全く異なる秩序を持っているのです。

部類とは、対象の持つ物理的な特性により形成されるだけでなく、その対象が私たちに対して持つ意味と価値によっても形成されます。

このレベルの組織化は、二次体験、つまり意識がある故に存在すると考えられています。

部類は、全ての構成員に共通する具体的な特徴を持つ、余すことのない構成要素の集合体です。

しかし、各部類が排他的であることはまずありません。

つまりひとつの構成員が、幾つかの異なった部類の構成員であることもある訳です。

部類とは、はっきりと目に見えるような対象ではなく、むしろ概念であり、私たちのマインドが生み出したものなのです。

対象を特定の部類に当てはめる作業は、学習または選択の結果であり、ある意味では、意見の分かれるところでもあります。

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