催眠とトランスの経験的定義と前提(その2)

ミルトン・モデル

2)催眠は学習の状態である。

催眠の第一の目的は、可能性やリソースを探求し、発見する能力を促進し、柔軟性を持ちながら可能性と選択肢を創造的に開発し、活用し、拡大しながら、より大きな可能性を行動面にもたらし、顕在意識と無意識の間に協力と支援を伴う交流を促すことにより、個々の経験が学びの機会であることに気づき、価値を見出すことなのです。

3)催眠は自然のままであり、変化し、流動的なものである。

トランスに入るための儀式的な方法は存在しません。

日々の生活の中でもトランスのような経験は会話の中などで、ほとんどの場合本人の自覚や認識なしで、自然に、自然発生的に起こるものなのです。

例えば、瞬間的に物忘れをする、映画を観る、空想にふける、パソコンでゲームをする、音楽を聴くなどです。

4)催眠は人々の協力から生まれる対人関係であり、共有される体験です。

この協力関係は、個人が提供する自然な描写や表現を基礎としたペース合わせと、リーディング戦略から発展します。強力の根本は相手の参照枠で出会うことであり、相手の連合や可能性、リソースを使用してさらに可能性を開発し、拡大することなのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました