介入の構造化(その5)

思考モデル

3)視覚・触運動覚の分離。

目的:トラウマや恐怖症に関連するような過去の不快な気持ちから分離する手助けをする。

中には、希望する変化を生み出すには上記のアンカーリングのテクニックでは十分でない時があります。

トラウマを伴うような出来事を体験したり、過去の出来事に関連する気持ちに圧倒されている場合、できるだけ応答の強度を減少することが必要となります。

しかし、圧倒されるような応答に歯止めをかけるだけの強力なポジティブなリソースがなかなか見つからないということもよくあるものです。

このような場合は、内的視覚化の独自性を活用した、3つの場V-K分離、と呼ばれるテクニックを使用することをお勧めします。

このテクニックでは、自分が特定の記憶を体験しているところを記憶の最後まで見てもらいます。

この方法をとることにより、視覚的記憶とその記憶の感情にまつわる箇所は分離されているため、本人は記憶を再体験することがなくなります。

知覚位置を変えることにより、その人は自分が見ていることに対して異なった感情を持つようになるのです。

このようにして、顕在意識は過去の体験から価値のある何かを学ぶことが出来るのです。

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