前提(その2)

ミルトン・モデル

気づく
考慮する
知る
感じる
体験する
思う
考える
学ぶ

等は、気づきの叙述語と呼ばれています。「何を」の部分を前提として使うことが出来ます。

例えば、

「あなたは自分がどれほど成長してきたか、意識的に気づいていますか?」

という文章の場合、「あなたはすでに気づいている」「この先いつか、意識的に気づくこと」「あなたは成長してきたこと」を前提としています。

「あなたは自分がどれほど成長してきたか、もう完全に気づいていますか?」

という文章の場合、あなたが成長してきたということと、あなたが既に気づいていることを前提としています。

唯一、問題となるのは、あなたがそれに完全に気づいているかどうかということです。「もう」という言葉を使うことにより、あなたがこの先いつか、完全に気づくという別の前提が付け加えられています。

その他の例としては下記のようなものがあります。

「学習の範囲を新たに広げることに、自分が強い関心を持っていることを、もう感じていますか?」
「あなたが意識しない範囲で、すでに学びはじめたことに気づいていますか?」
「あなたの体験を方向付けるために、催眠が強力な効果を発揮することに気づきましたか?」

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