経験の地図をつくる(その6)

思考モデル

過去の出来事は変えることが出来ません。しかし、変化のための可能性は多数存在します。

1)過去の体験に対する現在の解釈により、過去が現在に影響を与えていることを認識する。

現在の行動に影響を与える最も強力な方法は、過去の体験を再解釈することであり、このプロセスはリフレーミングと呼ばれています。

リフレームとは、状況が検討され、体験された際の概念的観念と感情の状態を変えることを意味します。

これは、別のフレームに置き換え、その意味を変えることにより達成されます。

そして、その意味が変えられることにより、焦点が変わり、思考と行動に異なる方向性が設定されるのです。

リフレーミングにより、注目の対象がひとつの部類の構成員から、別の部類の構成員へと変化します。

私たちは、代わりとなる部類・構成員を知覚すると、以前の現実観へ戻りにくくなるため、このリフレーミングが変化への有効なツールとなるのです。

上手なリフレーミングは、対象となる人の概念的枠組み、つまり観点、期待、理性などを考慮します。

効果的なリフレーミングをするためには、コミュニケーションをとっている相手の言語を私たちが習得することが前提となるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました