介入の構造化(その4)

思考モデル

2)過去の個人の歴史を変える。

NLPでは、個人史は過去の体験に対する一連の認識であると理解されているため、それを修正することも出来るのです。

歴史上の出来事を変えることが出来なくても、個人の出来事に対する反応を変えることは出来るからです。

我々は経験を貯蔵し、リソースとして利用する能力を持っているため、変えられた歴史は達成された経験として貯蔵され、未来の行動を形成する際の選択肢の幅を広げる土台としてその役割を果たすことが出来るのです。

目的:リソースを、必要とされるコンテキストの中に取り入れることにより、歴史上の出来事に対する個人の反応を変える。

その状況に新しいリソースをアンカーリングすることにより、コンテンツを今までとは違った見方が出来るようになります。

内容を違った見方をすると、その意味が変わり、異なった焦点が生まれ、思考・行動に異なった方向性が生まれます。

このように過去の歴史を変えることにより一連の代替記憶が作り出されるのです。

個人がどのような視点からその人の過去を見つめるかは、現在の選択肢を形成するにあたり大きな影響を与えます。

このテクニックは、過去の状況に色々なリソースが組み込まれたとき、より満足のいくような結果へと導くような行動が生まれることを前提としているのです。

そして将来に希望するような行動が生まれる確立が高まるという訳です。

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