理にかなった推論パターン(その1)

思考モデル

数学者ジョージ・ポリヤは、観念が実際の体験に基づいて発達あるいは証明されることは希であると指摘しました。

ポリヤは、観念を変えるのが何であるかを発見しました。

数字は無限であるという前提がある以上、すべての数字に関する公理や定理が正しいと知ることは絶対に出来ないのです。

したがって、私たちはどれくらい理にかなっているかの原則から動いているのです。

ポリヤは、信じている何かが実証されるたびに、ひとつひとつの実証は弱くなっていくのを発見したのです。

各実証が観念を強化することはするのですが、本当にはそれほど強化していないのです。

けれども、ひとつの強烈な反例があると、それまでの視点をひっくり返して、本人が観念を作ったそもそもの情報を再コードする力があるのです。

これこそが、人の思考法を司る思考の流れを設定し、後でそれを断ち切ることが、効果的に働く理由です。

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