トレーニング・パラダイム（その7）

人が、加速的に深く統合されて相乗的に、学ぶようすについての基本的な考察は下記のようになります。

安全性という基盤があるので、参加者はプロセスを楽しみながら、体験的に試行的に探索することが出来ます。

トレーニングに参加している人たちの間で、互いの世界モデルを認め、尊重しています。そして、互いから学び合える開放された雰囲気があります。

可能性を探ることを支え、励ます基盤があります。

徐々に発展しながら、内から外に学ぶ。そこには、自発的で、予想外の、嬉しい、洞察や実感や気づきなどがあります。

学習とは、よく知らない何かと、よく知っている何かの間に繋がりを作っていくプロセスとも言えます。

よく知っているものを、新しいものとして見ること、慣れ親しんだものに新たな別の見方をすることは、創造と革新です。

新しい情報と新しい活動や振る舞いが、すでに知っているものとあまりかけ離れていないように見えるとき、革新性と教えるプロセスがうまく働いていれば、奇妙なものにも親しむことが出来ます。

教えることを考えるとき、これは重要になってきます。

なぜなら人は、本人の世界モデルに既に統合されているものと一致しないように見える情報を無視する傾向があるからです。