ラベルの説明(その2)

思考モデル

3)ものさしとして。

これは、あるものが別のものを記述するために使われています。

ふたつのものは、異なる論理レベルにあるにもかかわらずです。

ここでは削除と歪曲が働いています。

ですから、どんなものさしも常に部分的で不完全です。

どのラベルも私たちに何かを教えてくれますが、どれをとっても、その全てあるいは何事かを知るための全てを記述してはいません。

4)単なる意見として。

どんな瞬間にも、ふたりの人間がまったく同じ知覚的な視点を持つことはありません。

ひとりひとりに、時間と空間のなかで変化し続けるユニークなものの見方があります。

知覚は鏡であって事実ではありません。

そして、そこに見えるのは、外に向けて映し出された本人の意識状態です。

ラベルは強力なツールです。

ひとつひとつのラベルが異なる内的体験を構築しています。

表面に現われない意味を含む関係性の異なる1セットを持っています。

異なる焦点を生み、結果的に異なる思考と振る舞いの方向を設定しています。

あなたは、言葉により観察対象にどんなラベルを貼ることも出来ます。

ラベルによって、それを問題として強化することが出来ます。

また、リソースとして、思考と選択肢を広げることも出来ます。

使用しているラベルの正当性をチェックするよりも、そのラベルを探り、ラベルの有用性をチェックする方がよっぽど生産的です。

あなたはラベル化する能力があり、使っているラベルを変える能力も備えています。

使っているラベルに責任を持つことは大切です。

ラベルを使った結果は、あなたの人生のあらゆる場面に影響します。

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