隠喩(その2)

メタファー

隠喩の目的は、質の異なる物体または進行中のプロセス同士に、実用的な連携を構築することです。

隠喩は、深いレベルで無意識が理解し統合するための種をまく作業として機能します。

隠喩は、本人が意識していなかった多くの連想を気づきに上げることが出来ます。

隠喩は、語られている事柄と、その事柄についての属性や他の事柄との関係を示唆しているその事柄の記述のふたつにより構成されています。

リフレーミングにある仮定は、「そのふるまいが発生した状況と切り離しては、そのふるまいはどんな意味も持たない。そして、どんなふるまいもなんらかの状況では役に立つ」となります。

そう考えて、「雨降り」という状況について考えてみましょう。

遠足の最中に雨が降ってきたら、遠足はそこでおしましになります。

その一方、干ばつに見舞われた農民にとっては、雨降りは喜ばしい、歓迎する現象でしょう。

ひとつの表現に、一見つじつまが合わない隠喩を複数使用することは、複合隠喩と呼ばれています。

例えば、

「非難の嵐は、つぼみのうちに摘み取られた」

などです。

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