質問という技術(その2)

言語

どの質問も方向付けがあります。

それは、質問される側の思考に方向を示します。

私たちは、自分の中ですでに決まっていることを確認出来る事柄のみを通過させるフィルターを持っています。

そして、意味が時間の経過と共に定着します。

質問は、知識と可能性を開拓します。

本人が情報に対して新たな認識や発見と学習をするためのプロセスを可能にしてくれるのです。

目的に沿って質問を定義づけることは重要です。

なぜなら、質問される側は、この質問により世界をカテゴリーに分け、情報をチャンキングするからです。

問いかけは、「これが私たちの行きたい方向です。これを選びましょう」と言っていることでもあります。

言語の数量化について探り、試すことを学んでください。

そのパターンが分かれば、相手が世界モデルのどこに制限の境界線を置いているかが分かります。

また、あなたが求める応答を、ふるまいとして誘導するような質問の仕方をしましょう。

それは、枠づけられます。

このような誘導のプロセスを通して、無意識だったものが意識に上がってきます。

私たちは、質問されると、脳は意識レベルで答えを見つけた後も無意識レベルでは探索を続けます。

その検索が本人には気づいていないときでも脳は毎秒30項目を検索することが分かっています。

だから脳は、顕在意識と潜在意識というふたつのレベルで、それぞれに異なるふたつの独立した作業を同時に行っているのです。

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