アンカリングの本質（その4）

私たちが日常、思考することとアンカリングの間には特に違いはありません。

何かについて別の考えをすると、それが別の結果を招きます。

いったん気づきの焦点を当て直したら、体験の質が変わります。

私たちが使っている言葉は強烈なアンカーになり得ます。

言葉はラベルなので、自分の体験を表すときにどのラベルを使うかによって、人は行き詰まったと感じてしまいます。

ラベルが、私たちの動ける領域を制限するかもしれません。

私たちは、ある振る舞いを問題と考えていたら、そのラベルは、私たちが学習と考えているときとは別の方向付けをします。

同じ振る舞いをしていても、それぞれの言葉が自動的に、その振る舞いに別の意味を与えます。

その結果、思考や振る舞いの方向性が設定されます。

私たちが使っているラベルは、学習して身につけたか、選択して使用しているのか、のどちらかです。

これは、ラベルには選択の幅を広げる可能性のヒントがあることを表しています。