知覚位置の補足

知覚位置

第一、第二、第三の知覚位置を区別できることは重要です。あなたの思考や振る舞い柔軟で質の高いものにしたければ、このことが大きく関わってくるからです。

あることをするのと、あることをしているときに、それをしているのを知っていること、は別です。
後者には注目の分割が前提としてあります。
注目のいく分かを、やっていることからそれを知っていることへと分割しているのです。
するとあなたの体験の質が低下します。
そして、あなたがコミュニケーションしている相手との関係の質も低下します。
このような注目の分割は、しばしばラポールを失うことに繋がることが多いのです。

<第一の知覚位置>
あなたは、あなたの目で見て、あなたの耳で聞いています。

<第二の知覚位置>
あなたがこの位置にいるとき、相手の目と耳を通して世界を見て聞く能力を使います。また、相手の知覚フィルターを通して世界を見て聞くことのみならず、それがその人の触運動覚にどんなインパクトを与えるのかも、このプロセスで体験します。これを、相手の体験の深いレベルに話しかけることが出来るプロセスと説明することも出来ます。

<第三の知覚位置>
第三の知覚位置は、まったくの傍観者として出来事を振り返ることが出来ます。感覚チャネルは非常に鋭敏ですが、柔軟性に富み、判断や評価を下すことなく、単に感覚を基盤とした記述をすることが出来ます。ここで新規の振る舞いをリハーサルし、他には何が出来たのかを見て、事前に調整することが出来ます。そうすることで、その振る舞いは自動的に望ましい状況に入っていけます。

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