私たちの脳は、それぞれが独立して機能する能力のある、顕在意識と無意識に組織化されています。
例えば、人が催眠状態で痛みを受けると、体験した痛みの量を比喩的に記録する、隠れた観察者ともいうべきものが登場するとも言われています。
この隠れた観察者は、痛みを顕在意識には知らせませんでした。
これは、脳内で情報は処理されますが、顕在意識はそれを知ることが出来ないということを表しています。
本人は気づいていなくても、無意識は気づいています。
私たちは自分がやっていることをなぜやっているのか、いつでも分かっている訳ではないのです。
無意識は膨大な体験のデータベースです。
顕在意識の役割のひとつは、この膨大な体験でデータベースである無意識にどうやって触れることが出来るのか、それから情報をどうやって引き出すことが出来るのか、それを学ぶことです。
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