大量の複雑な思考が無意識で行われています。
それが、私たちの行動や判断の指針となっています。
例えば、私たちは第一印象を大事にします。
それは、無意識内で蓄積され処理した結果です。
また、ピンとくるということがよくあります。
これも、無意識内で蓄積され処理された大量の情報によっているのです。
目の見えない人に行った興味深い研究があります。
テレビ画面に何らかの映像をチラッと映します。
そのとき、彼らはそれが何の映像だったかは認識できませんが、画面のどこにそれが映し出されたのかは指差すことができました。
無意識のレベルで見るという行為が行われたのです。
このことから、視覚システムには顕在意識につながっていて私たちに物体を認識させるものと、無意識につながっていて物体の存在とそれがどこにあるのかを私たちに感じさせるもの、のふたつがあることが分かります。
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