叙述語やメタファーは、話し手が使っている表象システムを教えてくれます。
そして、それだけではなく、サブモダリティについても教えてくれます。
例えば、「そのことについては明らかです」というのは、話し手が視覚システムを使っていることを表しています。
そして、明るさが重要なことだと教えてくれています。
人の思考にペーシングするためには、表象システムを使うだけでなく、サブモダリティも意識して使うと効果的です。
例えば、
「その質問には、私ははっきりと答えられます」
「それを明確にするために、あなたは何を望んでいますか?」
「プレッシャーに押しつぶされそうです」
「あなたは、私が主導権を強く握ることを望んでいますか?」
「あなたの声はむなしい響きがあります」
「共鳴していただくために、私がしなくてはいけないことは何でしょうか?」
問題に関して私たちが使う言葉はとても興味深いです。
問題は、”障害”とか”壁”というように話す人もいます。
”その先には崖がある”という人もいるでしょう。
サブモダリティのメタファーは、その人がどのように問題を体験しているかを表しています。
時には、表象システムのサブモダリティを翻訳することも効果的です。
例えば、「行き詰まっているあなたは、どのように見えますか?」などです。
これは、新しい見方と、新しい視覚のサブモダリティをもたらします。
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