連合体験と分離体験を区別するためには、そのことについて想像してみるのがよいです。
目を閉じて、天井に向かって浮かび上がっているのを想像してください。
あなたの視線は、浮かび上がった自分自身の視線です。
そして、座っていた椅子を眺めています。
再び、ふわふわと降りてくると、だんだんと椅子が近づいてくるのが分かります。
あなたが、周りの景色を自分の目を通して見ているとき、あなたは連合体験をしています。
あなたは、自分の身体から浮かび上がって、椅子に座っている自分自身を見ているのを想像してください。
あなたの目には、自分自身の姿が映っています。
その目に映っている自分自身の姿は椅子から離れてはいませんでした。
あたかも外から自分自身を見ているとき、あなたは分離体験をしています。
連合体験と分離体験は、世界の認識の仕方です。
あなたは、連合体験で物事を見ているときもありますし、分離体験で物事を見ているときもあります。
連合体験を表す言葉は下記の通りです。
没頭する、実感する、はまる、手ごたえがある、流れに乗る、巻き込まれる、身に沁みる、肌で感じる、面と向かう
分離体験を表す言葉は下記の通りです。
達観する、気が乗らない、傍観する、超然、感覚がつかめない、突き放した見方をする、人ごとのような
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