感覚的な言語として、叙述語があげられます。
叙述語とは、特定の表象システムに繋がった言葉です。
特定の表象システムで思考したら、その結果が言葉として叙述語に表れます。
まるで、アクセシング・キューのようなものです。
「私は、あなたの意見が見て取れます」は視覚システムを使っています。
叙述語に敏感になれば、あなたは相手がどの表象システムを使っているのか分かるようになるでしょう。
また、あなたが言葉を使う場合でも、自分自身の思考にどのように叙述語が使われるかに敏感になるでしょう。
例えば、三人で野球観戦したとします。
ひとりは、「素晴らしいゲームだった。視覚に残っていることを言うと、見やすい席で見れたし、ひいきにしているチームがホームランで3点取ったのを見れたよ。ビデオに録画しているので、今晩また見よう」と言いました。
もうひとりは、「雰囲気が良かった。歓声が大きくて、隣の人との会話も聞こえないようだった。ラジオで実況を聞いていたのだけど、それもよかった」
最後のひとりは、「最初の頃は苦戦したけれど、後半で盛り返した。そして私たちのチームが勝った。椅子の座り心地はあまりよくなかったが、それもいいとしよう」
このように、優位な表象システムが叙述語として言葉に表れます。
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