日常に行われる、ありふれた会話ではメタ・モデルは相応しくないかもしれません。
例えば
「私はあなたのそんなとこが好きよ」
と言われたとき、メタ・モデルの質問をしたとします。
「具体的に言うと、どんなところが好きなの?そんなとこってどんなとこ?」
このように返されると、とたんに好きでなくなるかもしれません。
メタ・モデルの質問が相応しいのは、もっと質の高い情報がいるときです。
課題優先であるときにメタ・モデルは相応しいといえるでしょう。
そんなときは、あなたは何も知らないかのように振る舞ってください。
それについて詳しく教えてください、というように話してください。
メタ・モデルをいつ使うかについての戦略を確立してください。
また、どのメタ・モデル・パターンを調べるかについて学んでください。
話し手が強調している部分に注目してください。
繰り返される言葉に注目してください。
最初に、前提と因果に注目してください。
次に読心術、叙法助動詞、等価の複合観念に注目してください。
その後、普遍的数量詞、比較、名詞化、判断を調べてください。
最後に、単純省略、不特定動詞、不特定指示指標を調べてください。
メタ・モデルは柔軟性を持って使ってください。
何から何まで質問しなければならないということはありません。
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