読心術は、相手をキャリブレートすることもなく、相手の考えていることなどが分かるという状態です。
例えば、
「上司は私を嫌っています」
「彼は私のことを愛していません」
「彼女は私が馬鹿だと思っています」
読心術を解きほぐすには、質問によって言葉に隠れている気持ちや解釈を明確にすることです。
「上司は私を嫌っています」と言われたら「上司があなたを嫌っていると、あなたはどのようにして分かるのですか?」と質問して読心術を解きほぐすことができます。
「彼は私のことを愛していません」と言われたら「何があなたにそう思わせるのですか?」と質問して読心術を解きほぐすことができます。
「彼女は私が馬鹿だと思っています」と言われたら「彼女があなたを馬鹿だと思っていると、あなたはどのようにして分かるのですか?」と質問して読心術を解きほぐすことができます。
読心術は今まで上げてきた例の逆にも作用します。
他の人たちが、あなたの望んでいるものを分かっていると考えることです。
例えば、
「私を愛しているなら、私の望みが分かったはずです」
「私が、それをどんな気持ちで聞いていたか分かるでしょう?」
「あなたは私がやって欲しくないことばかりやりますね」
あなたがどうして知っていると思っているのかと聞くことにより、逆読心術をほぐしていきます。
「私を愛しているなら、私の望みが分かったはずです」と言われたら「私はあなたを愛していますけれど、だからといってあなたの心が読めるでしょうか?あなたの望んでいることを教えてください」と質問して逆読心術を解きほぐすことができます。
「私が、それをどんな気持ちで聞いていたか分かるでしょう?」と言われたら「どうして私に分かるでしょうか?私はあなたの心を読むことはできません」と質問して逆読心術を解きほぐすことができます。
「あなたは私がやって欲しくないことばかりやりますね」と言われたら「どうして私があなたのやって欲しいことが分かるのでしょうか?私にはあなたの心を読むことはできません」と質問して逆読心術を解きほぐすことができます。
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