NLPがそうであるように、ミルトン・モデルもセラピーの分野で発達してきました。
セラピーを受けに来たクライアントは、そのとき問題解決のためのリソースが不足していることはよくあります。
そんなクライアントに対して、ミルトン・モデルを使います。
そうすると、クライアントはセラピストの助力を借りて、必要なリソースを獲得することができます。
そうして問題の状況を抜け出ることが出来るようになります。
また、ミルトン・モデルは政治の世界でもよく使われます。
政治家は、色々なことを説明するとき曖昧なミルトン・モデルを使います。
政治家は、質問者が満足する程度に明確に説明しますが、本人がうまく立ち回れるゆとりを残す程度に漠然としていなくてはいけません。
これに対してインタビュアーは、物事をはっきりさせるメタ・モデルを使おうとします。
このように、政治家とインタビュアーのせめぎ合いが起こることはよくあります。
広告の分野でもミルトン・モデルの例はよく見かけます。
広告は誰に読まれるか分からないので、できるだけ多くの人たちをターゲットにした文章を書く必要があります。
そのためにミルトン・モデルが使われるのです。
営業の分野でもミルトン・モデルは使われます。
あたかもトランスに入れることが、お客さんに商品を買わせるために必要なことであるかのように考えているようです。
営業の研修でも、ミルトン・モデルのパターンを売り上げを伸ばすために教えられることがあります。
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