ミルトン・モデル:省略・歪曲・一般化

ミルトン・モデル

ミルトン・モデルは、メタ・モデルの鏡映しにより作られます。

ミルトン・モデルの省略のパターン

<単純省略>

「あなたには手伝うことができます」

何を手伝うのかが省略されています。

<不特定指示指標>

「あなたを助けてくれるたくさんの人たちがいるでしょう」

たくさんの人たちとは、誰なのかが省略されています。

<不特定動詞>

「あなたは、これについて理解することが出来ます」

理解という動詞があいまいです。

<比較>

「あなたは、もっと、もっと眠くなるでしょう」

何よりも、”もっと”なのかが省略されています。

<判断>

「あなたが学んだことをすべて生かすのはよいことです」

ここでは、よいということに対してその判断が省略されています。

ミルトン・モデルの歪曲のパターン

<等価の複合観念>

「あなたが椅子にゆったり座ると、もっとリラックスします」

椅子に座ることが、リラックスすることと同等になっています。

<読心術>

「あなたは、もっとリラックスすることについて、善良な好奇心を持っているでしょう」

好奇心を持っていると、相手の心を読んでいます。

<名詞化>

「相手とコミュニケーションを取ることは、もっと心地よさが広がり、相手を理解する助けになります」

これらの名詞化は、TDサーチを誘発し、クライアント本人にとってもっとも相応しい形で意味を理解します。

ミルトン・モデルの一般化のパターン

<普遍的数量詞>

「あなたの無意識は、あなたが手に入れたいもの全てを持っています」

”全て”という言葉を使い例外を認めていません。

<必要性の叙法助動詞>

「私たちは、この計画を達成するために自分自身を制限すべきではありません」

すべきではありません、とルールを提案しています。

<可能性の叙法助動詞>

「あなたはもっとリラックスすることができます」

”あなたは・・・できます”という言い方で、あなたに許可を与えています。

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