あなたは問題をどんなフレームで見ているでしょうか?
問題の解決を難しくするのも簡単にするのもその問題に当てはめているフレーム次第です。
以下は、NLPの主な問題解決のフレームです。
”非難”するよりも”アウトカム”
あなたが何か変化を起こすために知る必要があるのは、
あなたの現在の状態、
あなたの望ましい状態、
現在の状態から望ましい状態へ移行するために必要なリソース、
現在の状態から望ましい状態へ移行するためのアクション・プラン、
です。
アウトカム・フレームの質問は下記の通りです。
「私は現在どこにいるのだろうか?」
「私の望んでいることは何だろうか?」
「私は現在から、望んでいるところへ行くためにはどうすればいいだろうか?」
アウトカム・フレームの反対は”非難”フレームです。
アウトカムは未来の可能性を見つめますが、非難は過去を見ています。
”非難”フレームの質問は以下のようになります。
「間違っていたのは何でしょうか?」
「間違いの責任はだれにあるでしょうか?」
「それを直すのは誰でしょうか?」
”なぜ”よりもむしろ”どのように”
問題が起こったとき、なぜそれは簡単に解決しなかったのでしょうか?
問題が維持されてきたのはなぜでしょうか?
こんなときは、”なぜ”と聞くよりも”どのように”と聞いた方が効果的なことが多いです。
”なぜ”の質問はあまり解決を引き出しません。
”どのように”の質問は下記の通りです。
「この問題は、どのように維持されてきましたか?」
「この問題の状況は、どのように作られてきたのですか?」
「この問題を解決するためには、どのようにしたらよいですか?」
”なぜ”の質問は下記の通りです。
「なぜこれが問題なのですか?」
「なぜ私はそれが解決できないのですか?」
”必要性”よりはむしろ”可能性”
あなたがやらなければならないことよりも、あなたの出来ることによってアウトカムを構築してください。
”可能性”の質問は下記の通りです。
「何が可能でしょうか?」
「何が起これば、これが可能になるでしょうか?」
「私がこれを可能にできるためにはどのようにすればよいでしょうか?」
”必要性”の質問は下記の通りです。
「私は何をしなければならないでしょうか?」
「ここで何が可能ではないのでしょうか?」
”失敗”よりも”フィードバック”
あなたは、フィードバックを得ることにより、望ましい状態へ向かう道を辿っているかを確認する必要があります。
あなたが何をフィードバックとして受け取るかが大切です。
全てのフィードバックは役に立ちます。
フィードバックは、あなたが道からそれていることを知らせてくれます。
”失敗”とは、あなたが望んでいなかった結果を表しているだけです。
フィードバックに関する質問は下記の通りです。
「今まで得てきた結果は何だろうか?」
「私はその結果から何を学んだのだろうか?」
「そのフィードバックの結果として、私はどのような行動を選択するつもりだろうか?」
「私が成功したということを知らせてくれるフィードバックは何だろう?」
失敗に関する質問は下記の通りです。
「なぜ私は失敗したのでしょうか?」
「私はどのくらいひどい失敗をしたのでしょうか?」
”想定”よりも”好奇心”
想定はあなたの解決の範囲を制限します。
それに対して、好奇心は可能性や選択肢に対して道を開いておいてくれます。
想定を明らかにしてくれる質問は下記の通りです。
「あなたはその問題の何を当然のこととして受け入れていますか?」
「関係している人たちについて、あなたは何を当然のこととして受け入れていますか?」
「何が真実のとき、これが問題でなければなりませんか?」
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