NLPの主要なフレームです。
エコロジー・フレーム
エコロジー・フレームは長期を見据えたフレームです。
あなたの職場や家族、友人といったシステムにどのように調和するかを判断します。
エコロジー・フレームを可能にするための方法のひとつは、他の人の第二のポジションに立ち、彼らがどのように反応するかを調べることがあります。
また、もうひとつの方法は、あなたが未来に行ったと想像してそこから体験を振り返ることです。
エコロジー・フレームの質問は、
「他の誰が影響を受けるでしょうか?」
「これは未来から見てどのようでしょうか?」
「彼らはどのように考えるでしょうか?」
エコロジー・フレームの反対にあるのは”自我”フレームです。
「今、私にとって良い状態なら、それだけで良いです」
アウトカム・フレーム
アウトカム・フレームは、あなたが行っていることがアウトカムに近づいているかどうかを判断します。
注意する点としては、エコロジー・フレームも参照する必要があるということです。
アウトカム・フレームは行動に関してだけでなく、行動計画にも活用できます。
アウトカム・フレームを活用することは、意図のある生き方をするということです。
アウトカム・フレームの質問は下記のようになります。
「私は何を達成しようとしているのか?」
「私は、何が欲しいのか?」
「これをすることはどんな価値があるのか?」
アウトカム・フレームの反対は”非難”フレームです。
「この責任は誰にありますか?どこが間違っているのですか?」
バックトラック・フレーム
バックトラック・フレームは、相手が発したことばをオウム返しでしゃべり、鍵となる要点を相手に返すことです。
多くはボディ・ランゲージもマッチさせます。
その際、あいての価値観を示すことばをバックトラックすることは大切です。
バックトラック・フレームの質問は下記のようになります。
「私は、・・・と理解していますが、合ってますか?」
「ここまでを、まとめてしゃべってもよろしいですか?」
「あなたは・・・と言っているのですね?」
バックトラック・フレームの反対は、”言い換え”フレームです。
「あなたが言った意味を、私が説明します」
対照フレーム
対照フレームは、ふたつのことを比較して、その違いを作っているのは何かを調べます。
NLPは、モデリングという対照フレームから発達しました。
それが、最初のNLPの基本になりました。
NLPの多くのパターンは対照分析の形態をした対照フレームです。
対照フレームの質問は下記のようになります。
「これのどこが違うのですか?」
「これらの重要な違いは何ですか?」
対照フレームの反対は”全ていっしょ”フレームです。
「違いはありません、全て同じです」
あたかも(アズ・イフ)フレーム
このフレームは、あたかもそれが本当であるかのように振る舞ってみることにより評価します。
あなたは何かが起こった振りをして、考えられる成り行きの可能性を探求します。
あたかもフレームによって行われる推測が的確であることも多いです。
あたかもフレームの質問は下記の通りです。
「もし・・・なら、どうでしょうか?」
「・・・と仮定してみてください?」
あたかもフレームの反対は、”どうしようもないかも”フレームです。
「それについては、どうしようもありません」
システム・フレーム
システム・フレームは、他の出来事とどのように関係しているかに注意を払います。
システム・フレームは、どのように要素が組み合わさっていて、どのように相互に関係しているのかを調べます。
システム・フレームを適用するときは、あなたは何が変化を止めているのかを調べ障害を取り去ることに集中します。
システム・フレームの質問は下記の通りです。
「これらの要素は、どのように調和するのですか?」
「これらの要素間の関係は何でしょうか?」
「なにが変化を引き止めているのですか?」
システム・フレームの反対は、”長々としたリスト”フレームです。
「関係している要素を全て洗い出してください。そうすれば理解できるでしょう」
交渉フレーム
交渉フレームは、あなたが交渉しているとき、誰もが同意することを望んでいると仮定します。
あなたが望んでいるものを取得するためには、まずチャンク・アップし同意できる事柄を探します。
そして、他の人の望んでいることを与えることによりあなたのアウトカムを達成します。
交渉フレームの質問は下記の通りです。
「私たちが同意できることは何でしょう?」
交渉フレームの反対は”争い”フレームです。
「私は望ましい状態を手に入れるためならゲットしに行きます」
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