表象システム

表象システム

私たちは、外の世界を五感を通して認識しています。

五感とは、見る、聞く、触れる、匂いをかぐ、味わうです。

私たちは、感覚を内側に向けて使うことも出来ます。

五感を通して認識したのと同じように、感覚を心の中に再現することも出来ます。

感覚を内側に使うことで、世界を表象します。

そこでは、私たちは経験したことを再び思い出すかもしれません。

または、未来のことをありありと想像するかもしれません。

あなたは、遅刻しそうで走っている自分を思い出すかもしれませんし、鳥に乗って大空を飛んでいる自分を想像するかもしれません。

最初の例は実際に起こったことでしょうが、二番目の例は起こりえません。

でも、私たちはふたつとも表象することが出来ます。

触運動覚システム

触運動覚システムは、感触や身体の気づきなどです。バランス感覚も含まれます。感情は触運動覚システムに含まれますが、少し違いがあります。感情は何かに関するフィーリングです。砂浜を歩いているところを想像するか、お湯の中に浸かっているところを想像するとき、あなたは触運動覚システムを使っています。
また、嗅覚と味覚を触運動覚システムに含むこともあります。

視覚システム

視覚システムは、画像です。これは、私たちがどのようにイメージを創造し視覚化するかということです。イメージを使って空想をめぐらせどのように想像するかということです。あなたが行ったことのある素敵な場所を思い出すか、行ってみたい場所にいる自分をイメージするとき、あなたは視覚システムを使っています。

聴覚システム

聴覚システムは、聞くことです。あなた自身に話しかけている声を聞いている、または内的に音楽を聴いている。他の人の声を再び聞いているということです。聴覚的思考は誰かの声と音との混ざり合ったものであることがよくあります。好きな音楽を想像するとき、または友達の声を想像するとき、あなたは聴覚システムを使っています。

嗅覚システム

嗅覚システムは、なにか匂いを創造したとき、または、記憶された匂いを思い出したりすることです。

味覚システム

味覚システムは、過去に食べた食事の味や、創造した食事の味からなります。過去に食べた素敵な食事を思い出してください。そしてそのときに味わったことを思い出してください。そのとき、あなたは嗅覚システムと味覚システムを使っています。

表象システムは、それぞれを単独で使うわけではありません。

全てのシステムは混ざり合っています。

ただ、私たちは、その中でも得意な感覚があります。

例えば、見ることが得意な人、聞くことが得意な人、感じるのが得意な人などがいます。

それの何が正しいかということはありません。

あなたが何をしたいかによります。

ただし、創造性が豊かな人は、より柔軟にそれらを使う傾向があります。

創造性とは、ひとつのことを別の方向から光を当てて見るということが多いのです。

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