可能性の叙法助動詞は、何かについて、それは可能であるとか、不可能であるというようにルールを設定することで、何が可能かを定義します。
”可能である”、”不可能である”、”できる”、”できない”という言い方があります。
例えば、
「私にはこの仕事はできません」
「私はスピーチができません」
「私が成功するのは不可能です」
”私は・・・ができる”というときは、そのままでよいでしょう。
それは、そのときはふつう制限はしないからです。
”私は何かをすることができない”と言っているときは、何かについて制限をしているかもしれません。
真実は、経験したことがない何かをできるかできないかは分からないということです。
その人が、頭の中でできないと考えているだけかもしれません。
リソースを持っているのですがそれに気づいていないだけかもしれません。
制限するルールを持っているかもしれませんが、それは子どもの頃に作ったもので今では古く時代遅れになっているものかもしれません。
可能性の叙法助動詞は3つの方法で崩すことができます。
●「あなたがそれをした場合、何が起こるでしょうか?」と尋ねてください。
このように尋ねることにより、制限しているルールなどを解き明かしていきます。
「何を恐れているのですか?」という質問もいいでしょう。
「私にはこの仕事はできません「あなたがそれをした場合、何が起こるのでしょうか?」
●何かが可能だと考えることを前提にして、何かが可能ではないということについて質問します。
「私はスピーチができません」「あなたがスピーチすることを止めたのは何ですか?」
●”as if”フレームを使って、あたかも・・・が出来るとしたらどうでしょう?と質問してください。
「私が成功するのは不可能です」「あなたが成功すると仮に想像してみてください。それはどんな感じですか?」
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