普遍的数量詞は、”いつも”、”みんな”、”誰も・・・ない”、のような物事を断定して例外がない言い方をする表現です。
全ての状況において起こるというような決めつけです。
例えば、
「みんなが私を嫌っています」
「彼らには絶対それができないでしょう」
「それは、みんなが言ったことです」
普遍的数量詞は、3つの質問によって崩すことができます。
●反対の例を明示する。
「みんなが私を嫌っています」「全ての人があなたを嫌っているということですか?それは違います、私はあなたのことを嫌っていません」
●膨張する。
この質問はラポールを十分に取ってから行ってください。
「彼らには絶対それができないでしょう」「その通りです。彼らは何でもできたことはありません。この会社に入ってから達成したことは何もないのです。絶対に彼らにはできません!!」
膨張すとは、馬鹿げたものになるまでパターンを限界まで引っ張ることです。
●分離して質問する。
「それは、みんなが言ったことです」「みんなって?誰と誰?例外なく?」
判断が、普遍的と考えられるときは普遍的数量詞としても種類分けされます。
例えば、
「男性は浮気性です」
「政治家は嘘つきです」
「女性は掃除するのが好きです」
この場合も、同じような質問が使えます。
「全ての男性がそうなのですか?地球上にいる全ての男性を指しているのですか?地球上の全ての男性に会ったことがあるのですか?」
普遍的数量詞を崩すには下記の質問をしてください。
- 反対の例を明示する。
- 膨張する。
- 分離して質問する。
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