NLPは、言葉があなたの行動にどのように影響するかを探っていきます。
言葉は、私たちの社会を支えて、生活してくために必要なものです。
言葉を使ってコミュニケーションすることは、他の人たちと一緒に生きることです。
言葉は、私たちが何を考えているか、どのように見えるか、どのように聞こえるか、どのように感じるかを伝えてくれます。
言葉を使って、私たちの体験したことや考えを伝えることができます。
でも、注意して使わないと、ふたつのことで誤解を招くことがあります。
そのひとつは、私たちが使う言葉は、私たちの考えていることをすべて言葉にできないかもしれません。
もうひとつは、言葉を伝えた相手は、自分とは同じ意味付けをしないかもしれません。その理由は、人々は違う人生を生きているためです。
私たちは違う経験を経て今を生きています。
言葉は共有できますが、言葉の意味付けはそれぞれ違っているかもしれません。
私たちの心と身体はひとつのシステムです。
心は身体なくしては成り立ちません。
身体も心なくしては成り立ちません。
言葉は、私たちの世界をある枠組みに入れてしまいます。
そして、私たちはその枠組みが現実であるかのように考えます。
枠組みは、私たちが創造したものであるかを忘れているみたいです。
私たちは、世界の全てを知ることはできません。
私たちが感覚を通して知覚することより、世界は遙かに多くのことがあるのです。
私たちが知覚することより他のことは想像するしかありません。
NLPの前提にある”地図は領土ではない”の、”領土”とは感覚体験のことです。
その”領土”である感覚体験を言葉というひとしずくへ減少させます。
それがNLPの前提でいう”地図”です。
”地図は領土ではない”という言葉は、言葉は感覚体験ではないということを言っています。
言葉と体験は3つの誤解を生じる可能性があります。
- 私たちは言語化したことを体験と勘違いするかもしれません。言語は体験の不完全な反映に過ぎないにもかかわらずです。そのようにして私たちの行動は言葉の枠組みに囚われてしまいます。
- 私たちは相手と自分が同じ人間だから詳細を言わなくても通じるだろうと思って、メッセージを省いて伝えるかもしれません。
- 私たちは、相手の体験をすべて知ることは出来ません。相手の言った言葉を自分の体験を通して解釈します。そのことを忘れてしまうと、間違った結論に達することがあります。
言葉を使って体験のすべてを表現するには時間が掛かりすぎます。そのため相手に伝えるときに省略が生じます。
また、言葉は一部の例を他の部分の代表にすることにより一般化します。
言葉は体験を歪曲します。ある部分を拡大解釈し、その他を歪めてしまうことです。
このように、省略、一般化、歪曲が起こり、言葉は体験を正確には伝えることがありません。
しかし、私たちの住んでいる国が同じ場合、同じ言語で話している場合や似たような背景を持っている場合、私たちは役に立つ地図を持って言葉の意味付けを共有しています。
言葉は、似たような背景がある場合、私たちのコミュニケーションに役立つよう助けてくれます。
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