否定(その1)

ミルトン・モデル

否定は、適切に使えば効果的なコミュニケーションツールです。

否定は、何かを見て、聞いて、感じたとき、一義的な感覚体験には存在しません。

否定は、言語のような二義的体験にのみ存在します。

体験は、ただ体験であり良くも悪くもありません。

体験に言語を付加するまでは否定はありません。

例えば、

「空を飛んでいるピンクの象をイメージしないでください」と言ったら、ピンクの象をイメージしてからそれを打ち消すようになります。

否定とは、そこに否定すべき何かが存在していなければならないことの変形です。

否定を使った文章の作り方を訓練することは大切です。

否定が、望ましいインパクトを得たいときのじゃまになる場合があるからです。

否定は、思考をプログラミングします。

そして、不快感や失望という結果を生むかもしれません。

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